腰・肩・膝の痛みについて
腰痛について
まずはお話を良く聴いて神経症状や重篤な疾患がないか、内科的あるいは血管系から来る痛みではないのか判断し、(疑わしい場合は病院で検査を勧めます。)問題がなければ症状に合った治療を行ない痛みを緩和していきます。
急性期で痛みの強い時は筋・筋膜は過度に緊張しているため、強い刺激は逆効果です。
姿勢や身体の使い方を覚えて自分の身体に負担をかけないようにしてもらい、数日後には痛みも幾分和らいできますので徐々に身体を動かしていきます。(安静のし過ぎも良し悪しです)マッサージやストレッチを行ない、どこの動きが悪いのか、どこの関節・筋肉を伸ばせばいいのか適切にアドバイスし、実践していきます。更にサポートする支持組織を強化して(体幹など)再発しにくい体を目指します。
肩・首や膝の痛み
肩や首の痛みも急性期を過ぎたらマッサージやストレッチ・PNFなどで痛みを緩和しつつ、動きを良くして関節の可動域を広げます。膝の痛みで多いのは加齢による変形性膝関節症で3つのポイントをあげると、
- 体重増の方はまずは減量
- 膝周囲の支持組織を強化する
- ストレッチをして関節の動きを良くしてあげる
元来、関節軟骨には神経や血管が通っていないため再生しません。
(滑膜という組織から栄養を補給します。)でも痛みを和らげて使えればいいのです。治らなくても機能を維持していけばいいのです。当院でそのお手伝いをし、実際に楽になる方が沢山います。人工関節の手術の前に出来ることはあります。諦めずに試してみて下さい。
他のひざ痛としては小中学生に多い成長痛・ランナーに多いランニング膝、怪我による半月板や靱帯損傷などが見受けられます。装具やテーピング固定をしたり、ストレッチや筋トレで機能の回復を目指します。